IROAS(イロアス) 公式メディア

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言語を変えて狙う商圏も変える

Let’s get language freedom !
国際言語学者の溝江達英です。

先日 香港、そしてマカオへ行ってきました。先月、タイに行った時もそうですが、PM2.5の影響なのか、澄み切った晴天ということはなく天気が曇っている感じがしました。環境汚染が進んでいる感が否めなかったです。と同時にこれからの未来についても考えてみました。私達の子供が生き抜く時代はどうなっていくのかと。このままでは地球が壊れるのか?とゾッとしました。当たり前こそ感謝せねばと思い直しました。と同時に、個人レベルからでも地球に優しいことは続けて行きたい、いやもっと積極的に環境問題に強い意識を持たなければならないと思いました。

香港はニューヨークを抜き、世界一の経済人が集まる都市です。いわゆる富豪が一番住んでいる街なのです。かと言って香港人の給料は日本人よりも低いのです。そこには決定的な差があります。それは、彼らがお金の教育を小さい頃から受けているという決定的な差があるのです。

日本人は前例があることをやりたがる人が多い一方で、海外では前例がないことだから逆にやりたいという人が多いと聞いたことがあります。

私はできる限り前例がないことをしつづけたいと思って生きています。

極力、世界を見て歩けるのではあれば、見て歩きます。家族でまわって歩いています。特に自分の子供には、世界にはいろいろな人がいて、いろいろな場所がある、それだけ可能性があることを感じさせてあげたいのです。ぬくぬくとしたコンフォートゾーンの中では視野が固定化し、新しいことが考えられなくなってしまいます。創造的破壊のマインドを常に忘れず別なエネルギーを感じる旅に出るようにしています。

香港、マカオでは中国語はもちろん、英語が非常に役立ちました。香港は正確には広東語にはなりますが、あらためて考えて見ると、中国語と英語の使用人口は世界人口70億の半分にあたる35億人もいるのです。中国語と英語ができれば、35億人と意思疎通がとれるのです。英語自体の母語話者は3.8億人程度なのですが、英語を第二外国語として理解できる人となれば、22億人に上るとも言われています。そこに中国語話者の総人口が加われば、35億もの人が英語・中国語のどちらかで意思疎通ができるのです。それに比べて日本語はその30分の1の使用人口です。つまり、日本語しか通じない日本人相手にだけビジネスをしているのと、英語圏と中国語圏の両方にアプローチするのでは、市場規模で30倍違うのです。日本で100万の売上も、純粋計算で30倍のポテンシャルですから、3000万になるということです。

言語が違うだけで商圏が変わります。香港は日式のレストランにあふれています。スーパーマーケットに行っても日本直輸入の刺し身、カニがとんでもない高値で売られています。それでも売れるのです。

言語を変え、売上も桁を変えて増やし、居住地区も変えれば税率も変わります。グローバルエリートはそこを見逃していません。言語の自由は経済の自由と居住の自由、もっと言えば、選択の自由の最重要ファクターになっているのです。言葉が未来を変えるのです。

旅をすればするほど言語と経済の密接な関係がはっきり見えてきます。と同時にいままで考えもしなかったことを考えるいい機会になります。

ぜひ旅をするためには何を今すべきかを考えて見ましょう。

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