国際言語学者の溝江達英です。
人は、毎年、年の瀬には自分を締めに持っていき、来年、新たに再生させるわけですが、最近、そうでもない人たちに多く会うようになりました。
いわゆる【前倒し派】の方です。
ある超有名起業家は、来年1年は全く仕事をしないと決めているそうで、すべての企画を前倒ししています。新年1月の企画は12月からすでに、いや、もっと早く告知しています。1月のことは1月にするのではなく、1月にやるべきことは、もう何ヶ月も前から準備をしているということです。
私は12月に動かそうとしていたことがありました。しかし、自分がかなり準備していても、チームが動かなかったりします。そういう時に、そのチームを待ってはいられないので、別なチームをさっさと作ってしまいます。そうでもしないと、前倒しどころか、動けなくなってしまうのです。
どうしても自分一人だけでは動かせない時、周りの人を頼むわけですが、その周りが動かないということが実はあるのです。ですので、何でも前倒しに考え、前倒しに行動すること。このスピリットは常に持っておきたいものです。
英語は使う時になってから学べばいいやというのは前倒し思考がない方です。投資で大成功したり、いわゆるビジネス眼のある方は、これはいける!と確信する力こそ、まさに前倒し力です。
私はかなり約束の時間を守ることにうるさいタイプで、遅れて来る人を信用しないという性格です。それはその人は前倒し力がない人だと判断するからです。11時の待ち合わせに遅れてくるのは論外、それより前もって、話す内容を整理したり、相手を気持ちよく迎えてあげたりという前倒し力は信頼残高を貯蓄する最重要事項だと私の中では位置づけています。
前倒し力は先見の明と言い換えてもいいかもです。それは、普段の小さな行動から蓄積によって育まれるものでもありますし、これだ!って見抜く力もまた、来年やろうと思うことをもったいぶらずに、今から準備し、始めるということが大事だと思うのです。極論ですが、明日生きているかどうかの保証はないわけで、明日やろうと思うことは馬鹿野郎という言葉があるように、1ミリでも、少しはやったという既成事実を作る程度でいいので、とにかくやってみることが大事でしょう。
年の瀬で世の中はまとめモードに入っていますが、それはそれで重要ですが、来年の抱負は、来年1月1日を待つのではなく、もうこの時点から、世間より一足先に前倒しして、その歩みを進めてください。
これを世間は予祝と呼び、前倒しして祝うことで自己肯定感を最大に強め、もっともっと、成果が出せる方向に進ませる魔法として知られています。ぜひ、予祝という前倒し思考を実践してください。
皆さんのご多幸を祈念しております!
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