国際言語学者の溝江達英です。
誰かを誘ったり、誰かに誘われたり。日々、皆さんは誘い・誘われを繰り返していると思います。
身近なところで言えば、息子に、見て!見て! パパと言われ、家で仕事をしている最中でも誘われつづけています。その時間は考えようによっては時間は奪われていますし、大事な息子の視点に立てば、私が付き合ってくれることで、彼が満たされるので貢献の時間になります。
ただ、どうしても、誘われても付き合ってあげられない時というのが人にはあります。
その際には断る技術が必要かなと思うのです。
技術なので習得できますし、断るのが苦手な方はぜひこの機に身につけてみてください。
断る技術とは、相手の気持ちを損なうことなく、気持ちよく、諦めてもらうという技術です。
英語の場合、パーティーに誘われて、ごめん!行けない!という場合
I wish I could go. と言えば、いやぁー本当は行きたいんだけど、ごめん、行けない!という名残惜しさが伝わります。いわゆる仮定法を使えば、やんわりお断りできます。このように言われて、相手は悪い気はしません。上手に、キッパリ断ることができます。
断る=冷たい人
こう考えやすいのは日本人だなと思うのですが、逆に、中途半端にOKする方が、こじれる場合もあります。
海外の大学では教職員に夏・冬休み中に仕事のメールを送ってくることは一切ありません。休みとそうじゃない時のメリハリがはっきりしています。休みは徹底的に休み、中途半端に仕事を入れない。この哲学が貫かれています。
海外での仕事スタイルに慣れている私は、何を優先順位にするかを相手に明確にしています。
一例を挙げると、私は、土日の誘いのすべてを断っています。(もう何年もそうしています。)
なので、私に近い人は私を土日に誘ってもダメだと分かって、誘ってこないです。
理由は簡単で、土日は私にとっては家族の日と決めているからです。
土日はセミナーがあるという理由も大きいですが、セミナーの時間は数時間だけなので、それ以外は家族と過ごせるような時間配分にしています。自分開催のセミナーに妻を呼んで、授業をしてもらうことも時にはあります。
この人は何を大事にしている人なのか。という目印を相手に示すことで、相手は徐々に信念を理解してくれるものです。
自分軸をどこかでガッチリ決めないと、自分の人生に決定権がなく、相手の言うまま、踊らされるままになってしまいます。日本と海外の両文化を行き来する身から日本を見つめると、日本におけるハッキリ軸が弱いなと思います。もっと私はこんな人なんだというのを押し出した主張をするくらいがちょうどいいのです。
やりたいことはやりたい。やりたくないことはやりたくない。
この辺を自分の中で明確にした上で、相手に私はこういう人間なのだとアピールできたら人生は音を立てて変化するかと思います。自己主張と言えば強く響きますが、ちょっと勇気を出して打ち出してみるのです。結果、相手はそれを尊重し、応援してくれるものです。
自分を見つめる時間が十分に取れていますか?
時間管理が結果的には自分管理と同義であり、人生を豊かにする決め手になるので、今一度、見つめ直してみましょう。
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