国際言語学者の溝江達英です。
みなさんは速聴をやったことはありますか?
私は昔、速聴ではなく、速読を勉強していたことがあります。ただ速聴も速読も原理は同じで、読まない・聞かないが原則です。
矛盾しているように思えますが、読もうとすると速度が犠牲になり、読まないと思うことが逆に気になって脳にひっかかりがおきます。
非常ボタンを押してはいけない。ダメと言われれば押したくなるあの気持です。
昔、神田昌典先生のセミナーに出たことがありました。適当に本を見開きで開き、付箋紙に気になる言葉だけ書き出すという作業をします。
適当に4ページ開きます。
見開き1ページ目:10個書き取り
見開き2ページ目:13個書き取り
見開き3ページ目:20個書き取り
見開き4ページ目:7個書き取り
ページ数など関係ありません。たまたま見開いた運命の4ページとでもいいましょうか、そこだけのワードをかき集めるのです。
そして、この本はどんな内容かを当ててみるわけです。
速読や速聴を経験して分かったことは、予測力を鍛えるということです。内容を断片的につなぎ、自分でストーリーを構築する。
この力です。
最初の話題に戻りますが、私は最近、速聴にハマっています。昔、速読にハマったように速聴にハマっています。
速聴ができるようになるには、まず、自分で音読するスピードを圧倒的にあげなければいけないことが分かりました。
読み上げるスピードと聞き取るスピードは同じである。
こういう大原則があるからです。
英語でリスニングができない人は、例外なく、よどみなく読めることもなく、発音も悪いです。
音読が下手だからリスニングが弱いのです。
速聴を鍛える前に、本当に鍛えるべきは音読です。
音読教育が日本では圧倒的に軽視されています。声に出して、しかも早く読み上げるという訓練は口をなめらかにし、発音をキレイにします。
You only live once ! Might as well enjoy it !
人生は一度きり。楽しまなくっちゃ。
この程度の英文をつっかかることなくめちゃくちゃ早いスピードで音読できる訓練を積めば、あなたは発音美人になり、英語も見違えるように上達します。
ぜひ音読から速聴へつなげていってみてください。
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