IROAS(イロアス) 公式メディア

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無駄な種蒔き

Let’s get language freedom !
国際言語学者の溝江達英です。

ノーベル賞受賞に湧く日本ですが、このような快挙がある度に、今の若い世代に向けての一言が受賞者に求められます。

研究とは何か?と問われて、受賞者の京大教授は、研究とは無駄な種蒔きだと言うのです。

種を蒔いたからといって、そもそも実がなるかも分からない。仮に実がなったとしても、その実がどんな味かも分からない。甘いかも知れないし、苦いかも知れない。

なかなか含蓄がある言葉だなと思って私は受け止めました。

というのも、多大なる無駄を経て、成果というものが得られるからです。

私もそうですが、無駄はなるべく避けたいわけです。効率を求めてしまいます。ただ、本当に確信を持つものには粘りが必要なことも知っています。

続けて、教授は、多大なる好奇心。それは教科書に書かれていることでさえ鵜呑みにはせず、ましてや先生の言うことも疑い、なんでも、自分の頭で考えて、自分で腑に落とせるところまで追求すること。この必要性も説きました。

疑え、疑えばかりだと疑心暗鬼になってしまって人間不信になるといけないですが、自分の目で見るまで信じないという態度は忘れがちになってしまうので、肝に銘じたいと思いました。

歳を重ねるにつれて好奇心が薄れがちになってきます。挑戦する気持ちも薄れて守りに入ることも多いでしょう。ただ、好奇心があるならその好奇心を育てていきたいものです。

今日も未来を育てる大いなる無駄に向かって前進して参りましょう。

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