IROAS(イロアス) 公式メディア

IROAS(イロアス)の公式メディアです。IROAS(イロアス)が運営する一般公開型のオウンドメディア。日々進化を続けるIROAS(イロアス)の「今」や壮大な世界の中で起こる軌跡をご紹介します。

資産家からのメッセージ

Let’s get language freedom !
国際言語学者の溝江達英です。

先日、とある資産家の勉強会なるものに呼ばれて出てきました。

その方は生粋の日本語話者で日本人な訳ですがバックグラウンドはハーフということもあり英語もイタリア語も母語に持つ多言語話者であります。マシンガントークでお話をしつつも爆笑の渦だったわけですが、話の肝は前頭葉を萎縮させないことで辛抱する力を持ち続けること。これこそが資産家への道であると説いたのです。

一見、なんだぁー 根性論か!と思うのかもしれないのですが、ここで経営者と資産家の区別をしなければなりません。資産家とは代々続くもの。経営者は代々続くかどうか分からない事業をする者。そこに大きな区別があるというのです。資産家はまず【資産化】するものを持ち、その原資を代々引き継いで行く必要があります。自分を未来に繋げて考えるという言い方をしていましたが、その為にはこの世に自分の稼ぐ収入の30%を置いていくという考え方が大事だと説いていました。そのためにはやはり【辛抱】という考え方が軸になってくるのです。

私自身、この【辛抱】という心持ちが資産家への道へ踏み出す一歩であるという考え方は何年も前に、となりの億万長者という名著の中で出会っています。そして、昨日の資産家とは別な方にお会いした時も、結局は同じ教えでした。

先日、もう一人別な資産家に出会っているわけですが、彼いわく、今の儲けは自分のものではない。自分のものではないと強く思っておく必要がむしろあるというのです。というのも、結局は儲けというものはあらゆる形で奪われていくからだそうです。結果、10年継続して存在する会社は全体の4%しかありません。会社を続けようと思っても、あらゆる形で儲けが奪われるので、どうしても1代で終わってしまうことがザラにありますし、それがむしろ普通です。ちなみに日本には200年続く会社は2万社。中国には3社しかないというのです。

なんだかんだ言っても日本は200年続く会社が2万社もあります。世界一の割合で長きにわたる会社経営をしているところが多いのです。というのもここに【辛抱】強さがあらわれているわけです。

実は辛抱強さは同じルーティーンを儀式的に行うことで脳波がシーター波とアルファー波のちょうど中間値に位置するらしく、その状態を作ることで前頭葉を活性化させること=辛抱脳が作られるのだというのです。辛抱とは同じことを飽きずにやる力であるとも言えます。

最後にその資産家が言ってたことですが、かつて資産家のお父様が、不安を消す方法を教えてくれたそうです。試験勉強の際に、ファミコンするか試験勉強するかという選択に迫られた時、問題を説いているその間は不安から解放される。そして問題を解き終えたら、また残念ながら、不安が襲ってくる。でも、その不安は問題を解く前よりもちょっとだけ減った状態で再び襲いかかってくる。ファミコンをやっている時にはその間は不安から解放される。そしてファミコンを終えたら、今度は不安がちょっとだけ増えてまた襲いかかってくる。じゃあ、どっちを選ぶかという話でした。

こう考えて行くと、資産家たるものは、一回、踏みとどまって、辛抱することが重要だと言うのです。この世に収入の3割を置いていき、自分を未来につなげていくこと(=コツコツ積み立てていくこと)、そうして代々、自分の資産を残して、未来に継続させよという教えに自然となるわけです。そこに一攫千金の思想は微塵もありません。

こう考えて行くと、教育とは資産化の最たるもので、いま子に教え伝えることは、子に受け継がれ、受け継がれた知識は伝承されていくわけです。これもまた辛抱なくしては繋げられないことです。言語能力もまた辛抱強く継承されうる誰からも奪われることのない大きな資産であることに再度気付かされた夜でもありました。

5.0 rating

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top
Bitnami