IROAS(イロアス) 公式メディア

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わらしべ長者的交換術

Let’s get language freedom !
国際言語学者の溝江達英です。

お金が無かった時代は魚をたくさん持っていた人と野菜をたくさん持っていた人が出会えば、お互いが、魚と野菜を交換しましょうとなって、お互い持っているものを物々交換しました。

いくら大量に持っていても、魚も野菜も放っておけば腐ってしまいますから、塩漬けにして保存できるようにしておきました。

干ばつで野菜が採れなければ、いままで魚1尾で人参1本と交換できていたのに、魚5尾でもいいから、人参1本と交換したい人がでてきます。

富を増やすということは突き詰めて考えていくと、他人が欲しいであろうものを予測し、それを探してきたり、欲しがられるものを作れたりする人になるということを意味します。

ただ魚や野菜の物同士の交換はお互いが欲しがらないと成立しません。また保存が利かないものは腐ってしまいます。こう考えると、常に交換可能で、かつ欲しがられ、かつ腐らずに保存ができるものとは何か。

それはずばり語学力ではないかと思うのです。

日本語話者は日本語ができます。日本にいながらにして日本語がさほど欲しがれないかもしれませんが、カナダに行って日本語ができるあなたはスターです。

日本にいながらにしても、昨今の日本の外国人増加率を考えると、日本には日本語ができない外国人、特に、日本語ができない外国人世帯の子供がたくさんいます。みなさんの日本語は思っている以上に欲しがられている知識なのです。

このもうすでに持っている知識を伝えるために英語(もしくは他の外国語)を勉強するという考え方にシフトしてみたらどうでしょうか。

自分がいま持っている知識をどう伝えるかというウチからソトへの伝達方向性を考えてみたらどうでしょうか。

私には特技があるのでしょうか?と悩む方がいらっしゃいますが、もう日本語ができること自体が特技です。

わらしべ長者的に、交換するものをもうすでに自分が持っています。どんどん、わらしべ(稲穂の芯)が、みかんにかわり、布にかわり、馬に変わって、家に変わるという価値を高めながら交換できた話と同様に、日本語を英語で教える代わりに、ホームスティをタダにしてもらうなど、相手に欲しがらせ、相手が出してもいい条件と合致させられれば、最初からお金をもらうという条件から入らなくてもいいのです。

日本語を英語で教えているうちに、英語がうまくなり、うまくなった英語で輸出業をやり、輸出業をやりながら、輸入業をやり、物を輸出入するスキームを人間の流通に応用して、旅行業を並行したりと、どんどん価値を高められていきます。

その高められた価値の発端は自分の中にもうすでにあるものからの出発です。人は自分の中にないから外に何かを求めがちですが、自分の中にすでにあるものをどう外に出し、その価値を高めていくかにフォーカスすると、自分は資産の宝庫であることに気づくはずです。もちろんノウハウコレクターから永遠に卒業できます。いつでも価値を高めながら現金化が可能である知識とは究極のところ語学だと気づくと放ってはおけないはずです。それは人類が消滅するまで言葉は消えないからです。

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