起業家として、社長として、批判に強いことは必須条件です。
なぜなら、成功すればするほど批判の風は強くなるからです。
・商品への批判
・マーケティングへの批判
・あなた個人への批判
ビジネスが全くうまくいってなければ、周りの人は「同情」をしむけてくれます。
が、ビジネスが上手くいきだすと「同情」から 「羨望」、「羨望」から「嫉妬」、そして「批判」へと変わります。
もちろん現実には嫉妬から批判する人は少ないです。
ただ単に成功すると目立つようになるのでたくさんの人の目にさらされて批判される機会が増えるというだけの話です。
ただ、
「成功と批判はセットでついてくる」
という現実を特に先進的な起業家は受け入れないといけません。
「批判」が怖いということは、イコール「成功するのが怖い」ということになり無意識で成功を避けるようになります。
これは失敗を怖がるのととても似た心理かもしれません。
「失敗するのが怖い」
「成功するのが怖い」
という心理が心のどこかにある限りガンガン行動して大量アウトプットをするという状態にはならないでしょう。
そしてその恐怖は、行動の「先送り」につながります。
批判への恐怖も失敗への恐怖と同じようにあなたの行動を束縛するでしょう。
もっと完璧にしよう。ここは修正したほうがいい。これじゃ売れないんじゃないか。明日もう一度やろう。
そんなことをくり返してあなたの作品(それがLPやセールスレターであっても商品であってもFacebookの投稿記事であっても書籍であっても)を世に出すことを先延ばし、先延ばしにしてしまいます。
そして冒頭にもお伝えした通り、成功すればするほど批判が多くなるのでこの先送り行為には正直意味がありません。
私自身がまさにそうだったのでよくわかるのですが自分自身の心と戦って毎回負けてしまっているのです。
ただしインターネットでのビジネスが旧来のビジネスと全く違う点が一つあります。
たとえば、高層ビルを作るのには失敗は許されません。
完璧な設計図を作って完璧に仕事を進めなければいけません。
しかし、インターネットを活用したビジネスはその逆です。
最初はベータ版から入るのが主流です。
ベータ版を公開して、ユーザーからのフィードバックを受けて、改善、改善をくり返して最終的に素晴らしいモノに仕上げていきます。
なので先送りするのは、ただの損失でしかありません。
ユーザーからのフィードバックも得られないので、自分では良くしているつもりでも、それが本当に良いのかどうかは世の中に公開していくまではわかりません。
なので批判を恐れず、あなたの作品を公開しましょう。
なぜならそこが第一歩だからです。
私たち起業家という生き物は、商品やコピーなどの作品を世の中に公開していく側の人間です。
それを受け取る側の人間ではありません。
マーケティングを仕掛けられる側の人間ではなく、マーケティングを仕掛けて人々の人生に影響を与えていく側の人間です。
だからこそ、批判を恐れては務まらないのです。
私たち起業家が世の中に新しいものを公開し、それを売っていかなければ社会は前に進みません。
人類は進化しないのです。
が、恐れるなと言っても難しいでしょうから、最後に、世界で最も批判と賞賛を受けた男のあるエピソードを紹介しようと思います。
彼はあなたもきっとご存知の世界で最も価値ある会社の創業者でありCEOでした。
そんな超巨大企業のCEOがとあるブロガーに批判された時のことです。
根性のあるCEOはそのブロガーにケンカを売るようなメールを送りました。
ブロガーはiPadやiPhoneのアプリを世界最大企業のアップルが「審査」をしていることにとても違和感と反発を感じていました。
それは自由な思想ではないし何か検閲されてる感じがすると。
そしてこんなことを言いました。
「いまボブディランが20歳だったとして、iPadに少しでも『革命』をみるでしょうか。革命は自由・解放を意味するのです」
(ボブディランはアップルCEOのジョブズにとって最大のヒーローの1人でした)
その批判に対し世界最大企業のCEOである人間はこう返しました。
「ところで、君はなにかすごいことをした経験があるかい?なにか生み出したことはあるかい?それとも、ほかの人の作品にけちをつけて、作る人のモチベーションを引き下げてばかりいるのかい?」
この話を聞いた時、こんなこと超巨大企業のCEOが言うのか?
と思いましたが、一方でこの言葉を聞いたら誰も批判なんか怖くなくなるんじゃないだろうかと思いました。
なので最後にこの言葉をシェアすれば少しは役に立つのではないかと思い共有させていただきました。
これを読んで、あなたはどう思いましたか?
大切なことなのでもう一度お伝えします。
私たちは、何かを生み出す側の人間です。
であれば、自分を現状に留まらせようとする心に打ち勝ち、一緒に頑張りましょう!
いつもあなたのことを想い、心から応援しています。
上村
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