国際言語学者の溝江達英です。
とうとう日本も政府の方針で副業解禁の流れになってきました。それだけ日本の労働不足の悩みが深刻であり、今後少子高齢化の一途をたどる日本は若年層の人口減もあり、労働力が圧倒的に足りなくなっていくわけです。もう政府がこのままではまさに絶対的人手不足になると公言しているに等しいわけです。その打開策としての今回の規制緩和です。
先日、とある寿司屋に行きました。カウンターに座っていたので板前さんとお話したのですが、まあ若い人がすぐ辞めるとボヤいていました。板前さんも職人文化なので長くその道にいなければ身につかないスキルもあるので、かと言ってゴリゴリの体育会系なので、よほど根性ないと続かないとも言っていたのが印象的です。また急激に外国人が来て圧倒的に板前不足で、どんなに握っても注文がやまず、手が腱鞘炎になってますと言ってました。それだけ、人がいないのです。保育士の世界も大変だといいますね。
今後、日本は積極的に副業を解禁して、圧倒的に不足している分野に労働力を送り込む必要があるわけです。副業というよりは複業させなければ技術大国の日本は沈没してしまいます。
移民を頑なに拒否する日本が外国人労働者を今後受け入れる運びになると想定するならば、もちろん英語をはじめとした外国語で外国人労働者を教育するために日本語を教える人が必要とされます。日本語ビジネスはかなり熱い市場なのです。
とある寺では住職が英語が話せるため、そこの寺だけはやたら人気があって、外国人が訪れるそうです。南部鉄瓶を英語でつくるツアーなどもかなり人気だそうです。
ちなみに私が行った寿司屋は外国人が見る観光ガイドに英語で案内が載っていて高評価なわけです。宣伝が英語でなされるだけで、集客力が何倍にもなり、寿司屋の外には長蛇の列です。
まだまだ外国人には日本=英語が話せないというイメージが強いため、英語でのサービスがあるというだけで、他社との圧倒的な差別化になります。外国人のおもてなしに外国語が使われれば顧客満足度はもちろんあがるでしょう。
言語スキルは副業スキルとしては花形です。中国輸入、E-BAYでの販売なども、なんだかんだ言っても言語ができたほうがパフォーマンスがあがります。また外国人が相手の仕事なら、仕事をしながら語学を磨くことができます。せどり業界の人の多くは最初から外国語学習はいらないと割り切っている人も多いのは事実なのですが、言語ができる店主は顧客からも信頼され、売上も安定するものなのです。
会社員に至っては英語ができる人とできない人では年収200万の差があると言われます。これからの時代は昔の日本とは違って日本語だけできればいい時代ではなくなります。
未来動向を読みながら自分の学びに投資することを惜しまない態度が必要だろうと思います。
公然と副業解禁となるわけですから、コソコソせず正々堂々と世界を相手にビジネスすることができるようになります。海外との時差を利用すればなおさら効率よく、日本が夜の時間に海外が昼で稼働していれば、寝て起きたら収益発生というモデルも確立できます。これぞ外国語ができることで24時間をフル稼働させられるメリットでもあります。日本で副業だと自転車操業のイメージがありますが、外国を相手取り、時差を利用すれば、余裕をもって仕事を回せます。
また日本語でできることを純粋に外国語に置き換え、水平展開すれば、労力少なく、これまた売上を何倍にも伸ばすことができるでしょう。
まさに副業を【複業】にすることができる裏ワザです。
もう海外旅行に行ければいいや的な語学学習モチベーションを越えて、どんどん、自分を富ませる手段としての語学として武器化させて行ってほしいと思います。
COMMENT ON FACEBOOK