「お客はドリルが欲しいのではなく穴が欲しいのだ」
これは商品・サービスの機能や特徴ではなく、それらによって得られるベネフィットを売りましょう、という話です。
マーケティングを学んだら必ず出てくる例えなのできっとあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
が、この話、実はマーケティングだけの話でもありません。
何か問題が起こった時にも使える考え方でもあります。
例えば、
「Facebook広告の反応が悪い」
という問題があるとします。
その時に、
「Facebook広告の反応をあげるには?」
と多くの人は考えてしまいがちです。
ですが、Facebook広告の反応が悪いのが真の問題なのではありません。
真の問題とは、反応が悪いことで
「見込み客が集まらない」
ということだったり、その先の
「新規客数が増えない」
ということにあります。
その問題の本質がわかれば、Facebook広告に固執するのではなく、別の見込み客の集客方法や新規客の獲得方法があるのではないか?
ということにも気づくことができます。
問題の渦中にいると、どうしても目の前の問題を解決することに必死になってしまいます。
が、本当に欲しいものや本来の目的は大抵その向こう側にあります。
「手段が目的に変わる」
ということは気を抜くとよくあることです。
これはもしかしたら、人によってはその人が今取り組んでいるビジネスにおいても言えることかもしれません。
そのビジネス自体が、自分が心から好きでやりたいことであればもちろんそれは素晴らしいことだと思います。
ですが多くの人にとって、ビジネスとは自分の理想のライフスタイルを送るという目的を達成させるための手段だと思います。
そしてその目的を達成させるためには、実はそのビジネス以外にも手段は無数に存在するということを多くの人は忘れがちです。
そしていつしか手段であるそのビジネス自体がその人にとっての目的となり、当初持っていた本来の目的を忘れ苦しんでしまっている人をたまに見かけます。
視野が狭まり他の可能性が見えなくなってしまっているからです。
手段はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは目的です。
『何のためにそれを行うのか?』
この思考を常に行うことで、自分の軸をブラさずその目的へと一直線で突き進むことができます。
また変な儲け話にも耳を傾けなくなります。
ちなみに私は、自分が目指す目的から考えた上で、たくさんのお金を稼ぐ手段がある中で今のビジネスを選択しています。
逆に言えば自分の目的から外れるビジネスには一切手を出していません。
一呼吸置いて、「向こう側」を見つめる習慣をぜひあなたも身につけてみてください。
はじめはなかなか難しいと思いますが、意識してやり続けるといつしか自然とできるようになります。
『目的思考』
結果を出し続ける起業家は皆例外なく持っている極めて重要な思考法です。
ぜひ取り入れてみてください。
いつもありがとうございます。
上村
COMMENT ON FACEBOOK