- 充分なPVはあるのに、コンバージョン率が低い
- ユーザーの滞在時間は長いのに成果に繋がらない
- いいコピー、いいデザインなのに成果が出ない
…とにかくWebで思うように稼げない―!!
メディアやLPを使ってマネタイズをしている方でこんな悩みはありませんか?
その悩み、実は意外なところに答えがあるかもしれません。
小さな子どもでも使えるiPhone
私の友人に、2歳になったばかりの娘さんを持った人がいます。
そんな彼が先日こんなことを言っていました。
「うちの娘すごいよ!まだ言葉もまともに話せないのにiPhoneとiPadの操作は完璧。誰も何も教えてないのに僕より自在に操作してる。天才かも、うちの娘!」
私はこの話を聞いて、彼とは少し違う感想を持ちました。
それは、
「やっぱりAppleってすごいな」
もっと正確に言うなら、
「iPhone・iPadのUIは本当に優れているな」
です。
世の中はUIで溢れている
UIとは、「User Interface」の略で、「人と物がつながる部分」のこと。
PCだとマウスやキーボード、モニター、サイトの場合では、フォント、画像、ボタンなど、ハード、ソフトに関わらず、「ユーザー」と「物・サービス」とをつなげる接点のことを指します。
この「UI」、しばしば「UX(User Experience)」とまとめて「UI/UX」と呼ばれることが多く、またその意味も似ている部分もあることから多くの人が混同しがちです。(「UX」についてはまた次回以降紹介します)
「UI」だけを、分かり易く言うなら、
“ユーザーの「〇〇したい!」という何かしらの目的を達成するために見るところ、触れるところすべて“
といったところです。
ちょっと難しいですが、この「UI/UX」は、これからのビジネスに欠かせないキーワード。ぜひとも興味を持って理解を深めてください。
ヒットの裏に優れたUIあり
先ほどのiPhoneの話に戻ります。
かれこれ10年ほど前、私は最初の「iPhone 3G」を手に入れ箱を開けた瞬間、こう驚いたのを覚えています。
「説明書が無い…」
そう、iPhoneにはそれまで慣れ親しんだ日本の家電にありがちな分厚い説明書がありませんでした。
そんなものが無くても直感的に、感覚的に操作できるよう物理ボタンやiOSのデザインがなされているからです。
例えば二本指で画面を拡大縮小する「ピンチ」と呼ばれるおなじみの操作。
指の間を狭めれば(ピンチイン)画面が縮小され、
指の間を広げると(ピンチアウト)拡大されます。
この操作方法、「これしかないでしょ!」感がすごくないですか?
「ユーザーの意図した通りに動く」
「いつでも誰でも間違えようがない」
「誰でも動きが予想できる」
「一度覚えたら忘れようがない」
こういった操作方法は優れたUIと称えられます。
iPhoneは言葉も文化も違う、世界中のユーザーが相手。すべての人類に分け隔てのない普遍の操作方法を追求した結果がこんな素晴らしいUIを作り上げたのでしょう。
だから先の話のように、2歳児でも何も教えなくても使いこなせるようになってしまう。
まさに究極のUIです。
WebデザインにおけるUI
優れたサービスは必ず優れたUIを持っています。
言い換えれば、優れたUI無くして、大きな収益はありえません。
それはWebでも同じことです。
Webの場合、UIに該当するのはフォント、画像、ボタンなどです。
とりあえずの理解としては、サイトのデザインそのものと思ってもいいかもしれません。
デザインとはいってもただ「かっこいい」とか「おしゃれ」とかそういった評価ではありません。
UIの目線で評価すべきはもっと本質的なところにあります。
- ユーザーが「いい!」と思ったらすぐ成約につながる構造になっているか、
- 成約ボタンは押し間違えたり、押しにくかったりしないか
- 大事なテキストが読みやすくなっているか
- 不快感や違和感を抱かずに見ていける構成か
- 登録フォームはストレスなく入力しやすいか
こういった、
- ユーザーにとって不便さや不親切さがないか、
- ユーザーの意思をスムーズに、正確に伝えられる操作方法か、
といったUI的な観点がWebデザインでは必要なのです。
奥が深いUIの世界
さて、あなたのメディアやLP、このUIを意識できていますか?
ただの見た目のかっこよさや、イケてる感ばかり追求していたり、あなたの「売りたい」欲求が強すぎて独りよがりなものになってしまってはいませんか?
誰よりもWebで稼ぎたいと思うなら、誰よりも優れたUIを持ったサイトが必要です。
しかしこのUIというのはかなり奥が深い分野。
でもそんな難しいUIの世界を簡単にマスターできる方法があるとしたら…
その話はまた次の機会にお伝えしますね。
とりあえず今回は、自分のメディア、LPをいちユーザー目線で、UIの観点から見直し、修正してみることから始めてみてください。
特に冒頭のような悩みを抱えている方は、たった少しの変化、例えば成約ボタン配置を押しやすい位置や大きさに変えてみる、コピーの内容はそのままで、もっと読みやすいフォントに変えてみる、
こういったUIの目線を持って修正をしてみると思わぬ良結果につながる可能性があります。
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私のIROAS通信は今週から再び毎週配信になります。
今後もみなさんの質の高い学びと明るい未来への手助けとなる情報をお届けしていく予定です。ぜひ楽しみにしていてください。
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