IROAS(イロアス) 公式メディア

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3度使った表現を封印せよ

表現

Let’s get language freedom !
国際言語学者の溝江達英です。

私の中で語学の成長ルールというのがあります。それは、3度使った表現は捨てる。この厳しい掟を守ってみると、語彙がどんどん増えていきます。

ずばり、表現を言い換えられるか。ここに成長の鍵が眠っています。

I think I will do → I intend to do.

You are right. → That makes sense.

このように言い換えてみるだけで英語らしさがグッと増してきます。

とくに日本人は形容詞を強める時にはvery をいつも使いたくなるわけですが

I’m very tired. → I’m beat.

クタクタに疲れている感じが、beat で表現されます。 もちろん、I’m exhausted. だったり、I’m worn out. と言ってみてもいいわけです。これらはveryで強められていません。

I’m very hungry. → I’m starving.

逆に満腹だというのも、I’m full. I’m stuffed.と言ってもいいわけです。

Cats are very smart. →Cats are perceptive.

猫ってすごい賢いのよという感じがperceptive (洞察力に優れた)ににじみ出ています。

同じ表現ばかりで逃げないで、同義語・反義語辞典を多用したり、入れ替え練習をしてみるのが効果的です。

そのためにはどんどん、類義語辞典を参照することをオススメします。

コピーライターは皆、例外なく、類義語辞典を引きます。

テレビ番組の食レポで、おいしい!ばかりを連発しても、美味しさが伝わらないので、彦麻呂は味の宝石箱や~のような表現を生み出しました。美味しいを使わないとあえて決めることで、なんとか別なオリジナル表現が生まれ、それが浸透し、自分の表現として独り立ちしていくわけですね。

特にオススメなのは、相手を褒める時にいろいろ表現を変えるといいと思います。

そもそも日本人は全く褒めません。褒めない文化が逆に日本文化なのかも知れません。欧米では、いつもとは違ったネクタイを身に着けていても、褒めてくれますし、髪型が変わっても褒めてくれます。ちょっとした変化に気づくだけで、褒めてくれます。僕も長年の海外生活でこの、褒めるという文化を吸収してきたように思います。

ぜひ皆さんも些細なことであっても、褒める習慣をつけてみると人生が好転すると思います。

ぜひこの褒め技とマンネリ表現を使わないを組み合わせていただきたいのです。

これおいしい!は It’s delicious ! といいがちですが、It’s exquisite ! と言うとことのほか喜ぶでしょう。

exquisite(イクスクウィズィット) は絶品という意味です。

とても楽しかった。

I had a good time. → I had a blast. (とても楽しみました)と言ってもいいですし、I lost track of time (時間を経つのも忘れてしまいました)と言ってもいいですね。

ちょっと大げさな表現ぐらいがちょうどいいと覚えておきましょう。

自分が普段使わない言葉を吸収し、実際に使って見ることで、語学学習に新鮮味が生まれてきます。このちっちゃな努力の積み重ねでもって語学の感性がどんどん磨かれてきます。

3度使った表現は捨てて、新しい言い方をどんどん模索することで、話せる幅も広がれば、聞き取る範囲も拡大していきます。表現の幅が全体的に広がることで自由度が増し、停滞している学習に風穴をあけることができますのでぜひ試してみてください。

5.0 rating

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