Youです、
最近改めて考えていることがあります。
「学び」っていったい何なんでしょう?
未だ完全な答えに辿りついてはいませんが、私の周りの成功者を見ていて現時点でひとつだけ分かったことがあります。
それは、
「ただ知っている、分かっている、だけではダメ。自分の考え方、生き方にまでそれが沁み込んで、意識しなくても実行できる、実現できる状態になって始めて“学んだ”と言える」
のだと。
ここまで深い学びを手に入れることは相当な努力が必要です。
そこで前回「学びマネジメント」という新しいマインドセットを提唱しました。
質の高い学びを得るには、「学ぶ内容」だけでなく、「学び方」にも注力すべきだと周りを見ていて気づいたからです。
今回はこの話をもう少し深めていきます。
改めて、「マネジメント」とは?
「マネジメント」というスキル、よく耳にする言葉とは思いますが、正しく説明できますか?
「マネジメントの父」と呼ばれるアメリカの経済学者P.F.ドラッカーは
「マネジメントとは組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関」と定義しています。
…分かりにくいですね。
もっと大胆に言ってしまえば、
「他人を自由に操る方法」
とも言えます。
一般的な会社では、管理職、つまり、課長とか部長と呼ばれる人たちが行っている仕事がこれに当たります。
基本的に現場仕事ではないため、私の過去のIROAS通信の「プレイヤーであり続けよう(vol.283)」で紹介した「プレイヤー」とはある意味、対局にある存在です。
それなら、わたしたちのようなビジネスには必要ない…?
いやいや、どんなジョブでも部下ではなくても、誰か他人と協働する場面があるはず。
そんな時に力を発揮するスキルです。
脳はまるで出来の悪い部下
では、そんなマネジメント、本来であれば「対他人」に向けて作用するはずの方法が一体どうして自分自身の学びに役に立つのでしょう。
前回のメルマガで話した通り、学びにとって一番重要な身体の器官はズバリ、脳。
しかし脳の機能は自分の物であるにも関わらず、自分の思い通りにはコントロールできません。
だって、せっかく覚えたあのソフトの操作、時がたつとすぐに忘れてしまったでしょう?
いいキャッチコピーを思い付きたくても、そう簡単には浮かんでこないでしょう?
そこで、そんな思い通りにならない脳の機能をあえて自分と切り離し、出来の悪い部下のように捉えるのです。
まずそこが第一歩。
そしてそれを第三者的に管理する、つまりマネジメントしてやることで出来が悪い部下(自分)に成果が上がる(良質な学びを獲得する)ように仕向ける。
これが「学びマネジメント」のすべてです。
他人にモノを教えるように
ひとつ具体的な例を挙げましょう。
例えばあなたがメンターの立場で他人に何かを教えるとき、次のどちらの方法をとりますか?
A.ただマニュアル的なものを渡して「見ておいて」で終わり。コミュニケーションはメールや電話だけのやり取りだけ。
B.なるべく直接会って面と向かって話をする。実際の業務を一緒に行いながら、例を見せ、その人に積極的に頭や手を動かしてもらう。
圧倒的にBの方法で育てた人の方が覚えが早いはずです。
そしてBの方法はごく当たり前のマネジメント法です。
人間は能動的な行動をセットにすると記憶に残りやすい。ただのテキストやデータを見るよりも、会話をしたり、視覚的な刺激が強い方がイメージが掴みやすい。
そんな人間の性質を利用しています。
そう、誰しも他人に対しては自然とマネジメントをしているのです。
この立場を逆にしてみましょう。
より多く、より質の高い学びを手に入れたいあなたは次のどちらの行動をすべきでしょうか?
C.本やネットの情報を読んでひたすらそれを書き写したり、まとめたり。自己完結型の勉強法。
D.尊敬するメンターに直接会いに行って話を聞く。一緒にOJTを通して現場のナマを学んでいく。時には不勉強の段階でも思い切って実践してみる、アウトプットしてみる。
答えは明らかですね。
このように、自分自身が良い学びを手に入れるために、自分をそういう環境に持っていく、強制的に促してやる。
意識して自分の脳が一番学びを吸収しやすい状態に仕向けていく。
こうすることであなたの学びはこれまでとは比べ物にならない飛躍的なものになるはずです。
*
IROASはあなたに最高の学びを提供します。
しかしそれをどう吸収するか、どう活かすかはあなたの“学び方“次第で決まります。
そしてそれはあなたの未来をも変えてしまいます。
お金や社会に縛られたままでいるのか、それとも何にも囚われない自由な未来を手に入れるのか。
ヒントはこのIROASにあります。
今週は以上です。
You
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