国際言語学者の溝江達英です。
心に深い傷を負って立ち直れない。死にたくなるほど苦しい時、どうしても心理学の方に皆さんはフォーカスしがちですが、実は私達は言葉で人生を修正することがいくらでも可能です。悩んでいる時に誰かに声をかけてもらうと救われるように、言葉で救われることが多いのです。
仕事柄、たくさんの講演会に行くのですが、そこで、【る】をつければ人生うまく行くという講演を聞きました。
例えば、自信を無くしている人に、がんばれ!と言っても、がんばれないのですが(なんか、命令しているようで拒否する)、あなたは、がんばれ【る】と、【る】をつけることで、相手に全幅の信頼を置き、相手が信じてくれていることそのものがパワーに転じるというのです。
新しい一歩を踏み出せ!ではなく、あなたは、新しい一歩を踏み出せ【る】と、【る】をつけてあげるだけでギアが入るというのです。
誰かを応援する時は、ぜひこれから、【る】を添えてあげてください。
キットカットの物語というのがあります。
いまでこそ、空港でもどこでもお土産品としておいてあるキットカット。
最初は売れ行きはさっぱりだったようです。ネスレ日本に就任した社長が売上を伸ばせとスイスの本社から業務命令が出て、なんとかしなきゃ!というので、最初はホテルにキットカットを置いたそうです。
ただ置いただけでは売上が伸びず、受験の為に宿泊している学生にチョコレートを手渡したとか。
その地味な努力が紹介され、拡散したというのです。
ここには大事なポイントがあり、
キットカットを【きっと勝つ!】と読み替えて、受験生に配ったという機転です。(このユニークさがメディアに取り上げられて拡散したのです。)
これも言葉でモチベーションをあげている好例です。
試験の前にカツ丼を食べる感覚のように、私たちは、言葉に直結した縁起を担ぎます。 成功を成幸と書いてみたり、5000円を5000縁と書いてみたり。私たちは言霊の強さを知っています。
言葉を扱う仕事は魂を扱う仕事だと認識しています。
言葉はツールだから。英語は道具だから。と簡単に言う人がいますが、そういう人は霊レベルまで言葉を取り扱わない人といえるでしょう。
エネルギーを扱う仕事であるという認識で言葉を見つめると、私たちはコピーライティングを通じて、また、パブリック・スピーキングを通じて、また日々の何気ない会話を通じて以心伝心させることができます。
言葉とはそれだけすごいものなんですね。人生を変える力を持っています。
一番エネルギーを感じられるものですから、日々言葉を磨きましょう。磨くことばで、お金というエネルギーも引き寄せられるのですから。
億万長者に例外なく共通するたったひとつのこと。それは、言葉の魔術師であり、錬金術師であること。
それだけ言葉=エネルギー=お金
このサイクルなのです。 魂として考えれば粗末に扱えないはずです。
英語学習も魂レベルまで取り扱いたければ、面倒でも、語源を調べることをオススメします。私はどんな単語でも語源を調べます。日本語であろうが英語であろうが、気になった単語は語源を調べる。
この習慣が身につけば自ずとエネルギーレベルが上昇しますのでぜひ日々の習慣にしていただければと思います。
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