国際言語学者の溝江達英です。
ビジネスは往復ビンタである。という言い方をとあるビジネス界の重鎮に言われたことがあります。
往復ビンタとは、例えば、僕の場合、日本では日本人対象に英語を教え、カナダではカナダ人対象に日本語を教える。
教える言語と教える相手を変えて、自分の価値を最大限に高められるわけです。
皆さんだって同じようなことができます。
日本人相手に海外の商品を売り、外国人相手に、日本の商品を売る。
これだって立派なビジネス往復ビンタです。
まずは往復ビンタビジネスを自分なりに考えてみましょう。
それを更にステップアップして
手を変え品を変えてビジネスを全方位化するのです。
ビジネスを360°化するという言い方をする人もいます。
その例の代表格に
アーティストは、音楽をCDにして、DVDにして、ライブにして、ディナーショーにして、グッツにして、どんどん手を変え品を変えて、キャッシュポイントを増やしています。
このように、どんどん、売るサービスを多岐に広げていくアプローチは個人のみならず、法人に提案していけます。
個人ですら提案したことがないのに法人なんてと逃げ腰になってはいけません。
例えば、法人へのアプローチとして、
この会社は製品がとてもすぐれているけれど、オンライン購入システムがない。(だったら、オンライン購入システムの導入を打診)
ウェブページはものすごいキレイだけど、英語サイトがない。英語サイトにすれば、もっと売れるのに。(だったら、英語のサイト化を提唱すればいい)
といった具合に、どんな企業でも改善点はあるのです。
貴社は国際事業があるけれど、英語の研修はありますか?
中国の物販をやっているけれど、中国語ができますか?
こういった提案はどんどんできるのです。
皆さん誤解しがちですが、個人にサービスを売るよりも会社にサービスを売ることの方が楽だったりします。思い込みというのは怖いものです。
日本の企業に売り込みが怖かったら、日本を相手にしている海外の会社に提案してもいいですね。
ネット・ネットの集客が最強と思われがちですが、未だにFAXDMの方が反応率の高い業種もあります。医療関係なんかは未だにFAXDMの反応率が高いのです。
英語=英会話という市場をすぐに考えがちですが、医療英語という世界もあり、看護婦さん向けに薬や病気の症状を表す英語の研修も提案できたりするわけです。それをFAXDMでやって反応率をあげている人もいます。
翻訳業界大手の方とお話した時もそうでしたが、法人相手は、なんだかんだで、飛び込み営業が一番効果あると言ってました。
そういう私も昔、飛び込み営業を自分でやって、カナダにいながら、日本とのビジネスを創り上げて来た経緯があります。
フランス語話者に絞って日本語を教えている日本語学校が渋谷にあり、そこの学校に直接メールして、私がそこにカナダからもフランス語話者を送り込みますので業務提携しませんかとお誘いし、すぐにビジネスが決まりました。
たった一本のメール、メールがダメなら電話
ビジネスは説得力がすべてです。納得しないものは買わないし、一回であきらめるのもこれまた良くないのです。角度を変えて再チャレンジするのです。
いいものだと確固たる自信のあるものは、逆に一度であきらめる方がおかしいのであって、そこまで商品やサービスに愛がないことを意味します。
個人だけの営業だけではなく、法人向けに営業というステップも一生に一度はやってみるべきです。
思ってるほどハードルは高くないのです。思い込みだけです。
最初から法人はハードルが高そうだという思い込みを外して、こういうところをもっと改善できるのではないか?という目で、自分自身もサービスを受けながら、フィードバックする目で日々過ごすことが大事ですね。
一度はやったことのない法人営業もやってみてください。
その前に、自分がちゃんと往復ビンタできてるビジネスをしているか。そして、自分がグローバリストとして、どれだけ自分を自国や外国で活かせるかもこれを機に診断してみてください。
私の数回に及ぶ反転授業も前回をもちまして終了となりました。
多数ご参加いただきありがとうございました。
12月10日のメガイベントでお会い出来るのを楽しみにしています。
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