国際言語学者の溝江達英です。
ラガードという業界用語を知っていますか?
ビジネスをやっていると称している人でこのことばを知らなければ完全にモグリです。
ラガードとはマーケティング用語で、新商品やサービスが市場に広く普及してから購入する、あるいはずっと受け入れないで購入しない人達のことをさします。明らかな蔑称で、ぐずり屋とか乗り遅れの人を指します。
ノリがいい人がイノベーターで、一番ノリが悪いのがラガードと分類され、エベレット・ロジャースという人がこのようにノリの良い順に段階をつけました。
- イノベーター
- アーリーアダプター
- アーリーマジョリティ
- レイトマジョリティ
- ラガード
このように段階づけられています。
仮想通貨でもそうですが、半年前に10万ちょっとだったビットコインは37万の値をつけました。イノベーター気質の人ならば今頃は大きく値をあげています。
言語を投資になぞらえてみると分かりやすいかもしれません。
言語もたくさんあるなか、英語は世界の基軸言語になっています。
まるで、数ある仮想通貨の中でもビットコインが基軸通貨になっているかのように、数ある中の圧倒的なマジョリティが、英語でありビットコインということです。
そうなると
英語はもういろんな人が勉強し始めているので、いまゼロから始める人が英語に参入するのであれば、ラガードとは言わないまでもレイト・マジョリティに分類されるでしょう。
ただ、他の言語はどうでしょうか。
例えば、ペルシャ語あたりは、完全にイノベーター言語です。競合もさほどいないでしょう。ものすごい伸びしろがあります。
私が一番いいと思っている言語投資モデルは、
限りなく成熟に近い通用度の高い言語層(レイトマジョリティ的な言語=英語)ともう一つは限りなくイノベーターに近い言語の両方を勉強していくこと
この掛け合わせこそが最高の言語学習投資モデルだと思っています。
ビジネスもそうですが、みんながもうやっているものというのは、レッドオーシャンなので、漁場に魚が多すぎ窮屈です。
かと言って絶望する必要もなく、それだけ、同時に、お客さんもいますから、上手に開拓すれば、ビジネスは成立します。
また、ブルーオーシャンでは、競合がいないので、ガンガン、突き進めます。ただ、お客さんがいるかどうか分からない不安があるので、レッドオーシャン言語(=英語)で、安定を掴んでおくのは保険になります。
ブルーオーシャン言語はペルシャ語ほどまでマニアックではなくても
ずばり、
英語以外の外国語ならどの言語でも実はみなさんはイノベーター層に入れます。
英語は義務教育の力で国民の多くが何かしらで英語は触れるものの
義務教育でイタリア語だったり、フランス語を学んできたという人は
まずまずいないです。
まだまだ英語以外の外国語は義務教育に組み込まれていないので日本では超マイナーなのです。
ですから、英語は英語で学習をキープしておいて
完全なるガラ空き市場の、英語以外の言語も狙っていくのが得策です。
えっ、英語もままならないのに、なぜまた言語をトッピングさせるのですかと、反論が聞こえてきそうですが
そう言う猜疑心を持つ人がラガードマインドを持っている人なんだと思います。
世の中の16%、ラガード層がいると言われ、100人いても16人はどんなに説得し、どんなに良さを伝えても、残念ながら受け入れてくれないと言われます。
よく受ける質問で、語学って稼げるんですかと聞かれるのですが、
そういう質問をする方は決まって、稼ぐ系のセミナーばかりに行っている率100%の人です。
稼ぐ系のセミナーと語学系のセミナーでは
来るお客さんの層が違うということをご存知でしたか?
稼ぐ系のセミナーは現状お金の悩みを抱えている方が多いのに対し、
語学系は割りと裕福な方が多いのです。稼ぎに直結するかどうかも分からないものをあえて勉強する人は、生活にあくせくしてない方が圧倒的に多いのです。平日の昼間開催が多いので、割りと自由な人が参加します。
結局、その差こそが付き合う人の質を変えます。
つまり、
語学系のセミナーは心と生活にゆとりがある人が多く、そういう方と”ご学友”になるメリットは計り知れないのです。
月収〇〇円稼ぐぞ!と目標にすると疲れるものです。
達成できる人はいいですが、達成できない人はただただ打ちひしがれるだけです。
そうではなく
憧れの人を自分の中に持って、その人を目標にするのが最高の目標達成法だと信じます。
お金の数値を目標にすると苦しくなります。
語学系セミナーでス・テ・キな方に出会い、その人に憧れを持ったりする方が目標がより自然に達成されるのです。
〇〇円稼ぐと言わずに、理想としている〇〇さんがこれだけ稼いでいるんだから、その人に近づこうとすれば、お金はついてくる。
こう考えた方がいいです。
いつまでも世の中に蔓延し、市民権を得るまでじっくり様子見をするラガードではなく
もし自分の中に生き辛さや、現状に満足していない感がたちこめているなら
常にイノベーターの気概を持って新ジャンルに飛び込んでみることで絶対的な突破口をみつけることができますよ。
英語+@も意識していきましょう。
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