国際言語学者の溝江達英です。
picky eater という言葉をご存知ですか。
pickyという単語はよく使う単語ですのでぜひ覚えていただければと思うのですが、選り好みするという意味でよく使います。
He is a picky eater. だったら、彼は食べ物の好みにうるさいということになります。
もっと使い勝手がいいのは
be picky about 〇〇で
He is picky about food. で食べ物の好みがうるさいという別な言い方になります。
〇〇の部分にいろいろな単語を入れていただければ、〇〇を選り好みするっていう意味になります。
私たちは何かしらpickyになりがちです。こだわりを持つことはいいことなのですが、変に選り好みしてしまうと、可能性を狭めます。
選り好み=偏見と置き換えてみましょうか。
偏見が一つでも減ると新しい世界が広がります。
ちょっとおもしろいエピソードに出会ったのでご紹介します。
昨日まで仙台にいたのですが、みなさんもご存知だと思いますが、仙台は牛タンで有名です。
懇親会で牛たん屋さんにみんなで行ってみたところ、お一人、私、牛タンが苦手で食べられないという方がいました。
ただ、僕が、あまりに、うまい、うまいって言うものなので、僕が食べる姿を見て、そんなに先生が美味しそうに食べるものなら美味しんじゃないかと思って、彼女も、真似して、食べてみたんですね。
そしたら、えっ!! こんなに美味しいものだったの?ということで
仙台出身の牛タン嫌いの彼女が、やっと牛タンが食べられるようになったんです。
彼女に聞いてみると、牛タンが嫌いになったきっかけははじめて食べた時に、くさみがあって、それで嫌になってしまったとか。
たった1回の経験で、それが永遠に嫌いになってしまうということはよくあります。
たった1回の失敗体験が永遠の偏見になってしまうからこわいものです。
僕の場合は、中学1年の時の数学の先生が最悪だったので、それで数学が嫌いになってしまいました。
中学2年の時に、先生が変わり、数学って面白いなと思いなんとかその偏見が取れました。
アフィリエイトもそうかもしれません。1回やってみてうまく行かなかった経験がトラウマになって、私がやったってどうせダメなんだと思ってしまっている人が多いかもしれません。
英語もまさに失敗体験の引きずりで損している人は意外にも多いのです。
英語=嫌いなものというよりも、嫌いにさせられてしまった方が残念ながら多いのです。
中国のアリババの創業者のジャック・マーのお話を知っていますか。
中国一の大富豪と言われる人です。
受験という受験は落ちまくり
アリババができるまで40社以上潰し
あきらめることこそ最大の失敗だと肝に銘じ
今日も苦しい、明日も苦しい、でも明後日になれば、きっといいことが起こるんだと信じたそうです。
新しい挑戦にはまだ私は若い。
こう考えて、常に挑戦を諦めません。
ジャック・マーはとにかく英語が好きで、小さい頃から外国人がいるところに行ってはひたすら友達を作ったといいます。
断られることに慣れるという哲学が彼のハートを強くしています。
一度嫌われた=永遠の断絶
特に、英語に関しては、間違いを恐れず、どんどん話し続ける勇気が必要です。
英語が通じなかった=だから私は英語が嫌い。
こう思っていてもいけないのです。常に前に進んで行かなければなりません。
自分の中に嫌いなものがあったら、その嫌いが本当に自分の人生の妨げになっているのではないかという目を向けて見る機会を作って、更にそれに打ち勝つ勇気を持ってみてください。
ジャック・マーのインタビューはたくさんYoutubeに転がっています。英語でのインタビューが多いので、ぜひ英語で聞いてみてください。(諦めずに)
Never too late to start !
新しい挑戦には私はまだ若いのです。何を始めるにも思い立った日が吉日。
避けていたこと、嫌いなことに挑戦する1日にしてみましょう。
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