上村です、

先週の日曜日はコピーライター特別講習会でした。

多くの方が参加してくださり本当に感謝しています。

日曜日に来てくださった方は本当にありがとうございました。

是非あの場所で話した内容をしっかりと自分の中に落とし込んで使えるようになっていただければ嬉しいです。

当日の講習会の後半で、実は不覚にも涙を流してしまいました。

なぜ涙を流してしまったかというと、過去のつらかった状況を思い出してしまったからです。

私はこの業界で今の小さな成功を手に入れるまでに、５〜６年かかりました。

その年月の中には、様々な思い出があります。

その中でも特に印象的なのは、自分のビジネスでお金を稼げていない時に思い切って会社を辞めてからの約１年間です。

私は決して順風満帆に来れたわけではありません。

特にその１年間はある意味暗黒時代だったかもしれません。

ある時メンターと面談をし、その時色々な話をしていました。

そして最終的にメンターから、

「上村さん、もう今日この場で会社を辞めませんか？」

と提案をいただきました。

その言葉を聞いた瞬間に恐怖が自分を襲い頭の中が様々な思考でグルグルと駆け巡りました。

でももしそこで逃げたら私は男が廃れるとも感じました。

ここでビビって、弱腰になって逃げたらきっとあとあと後悔すると思いました。

一度切りの人生であれば、とにかく挑戦しようと思いました。

そこで頭の中から湧き出るたくさんの不安や恐怖に押し潰されないために意図的に自分の頭を思考停止状態に持っていきました。

自分を守る防衛本能である脳機能を停止させ、

「わかりました」

と回答をしました。

そこから私の挑戦の日々が始まりました。

会社を辞めたので、もちろん約束された給料などありません。

貯金もほとんどありませんでした。

なのでどうやってお金を稼いで翌月の家賃を稼ぐか、そしてご飯を食べていくかが最大の死活問題でした。

当時私はコピーライターというよりコンテンツメーカーとして恋愛教材を販売するビジネスにチャレンジしていました。

そのコンテンツビジネスでいかにお金を稼ぐか。

そこに朝から晩まで思考のエネルギーを注ぎ自分を襲ってくる恐怖に時に発狂しそうになりながらも自分の理想の未来を絶対に手放しませんでした。

「常に可能性に焦点を当て続けること」

というメンターからもらったマインドセットを元に歯を食いしばって頑張っていました。

その経験があったからこそ自分の力でお金を稼ぐという地力が身に付き精神力も相当なレベルで鍛えられました。

その挑戦の日々は、自分の中では本当にいい思い出です。

ですが当時は正直、本当につらかったです。

何がつらかったのかというと、やはりお金でした。

本当にお金に余裕がありませんでした。

今ではお金に困るということはなくなりましたし、スーパーや飲食店に行ってもほとんど値段を気にするということもなくなりましたが当日は全く真逆の貧困生活でした。

お金を使うのがとにかく勿体無いから、スーパーで買うのも安くなった見切り品。

キムチを食べたいと思って値札を見た時、

「398円」

という数字が自分の中ではとにかく高く感じその横にある「198円」のキムチを泣く泣く選んでいる自分を客観的に見た時にとても惨めな気持ちになりました。

「俺はなんでこんなたった200円に人生を左右されてるんだ」

そう思うと本当に自分が惨めになり、そんな不甲斐ない自分がとにかく悔しかったです。

そんな経済状況だったので、彼女にも本当に迷惑と気苦労をかけました。

デートや食事に行った時も、本当は男だったらかっこよく全てお金を払ってあげたかったのですが、それもできませんでした。

「私は大丈夫だよ、気にしなくていいよ。いつも頑張ってるもんね、応援してるよ。」

そんな言葉を言っている彼女の笑顔を見て感謝の気持ちとともに彼女にそんな言葉を言わせた自分が情けなくなりました。

その笑顔と言葉が自分の心を深くえぐりました。

「こんな言葉を言わせない男になろう」

とその時強く、決意をしました。

この時期の話をすれば長くなりますが、そうした当時の出来事などを思い出して話していたら思わず涙をこらえることができませんでした。

特にこうしたつらい過去というものは無意識に人はブロックする傾向があります。

もちろん私も例外には漏れませんでした。

また、今の私の小さな成功は、紛れもなくメンターのお陰です。

こうした場所では初めて言うかもしれませんが、私の最初のメンターはこのiroas（イロアス）の創業者である白石達也さんです。

私は元々白石さんが過去に行っていた神龍クラブという起業塾の生徒出身です。

そう、今では公私共々仲良くさせいただいているビジネスパートナーという関係ですが元々は先生と生徒という関係だったのです。

そして私がここまで来れたのは、白石さんが私を引き上げてくれたからです。

なので白石さんには本当に感謝をしていますし人生の恩人だとも心から思っています。

日曜日の講習会では、そんな白石さんとのエピソードもたくさん話していたからか、当時のことを思い出していたら思わず涙腺が緩んでしまいました。

初心に振り返り、昔の自分がどういう軌跡を辿りここまで来れたかということを思い出していたら当時強く感じていた様々な感情が一気に湧き出てきて泣いてしまったのです。

先週の日曜日は、参加者の方々からもとても嬉しいお言葉をたくさんいただきましたが、私自身にとってもとても有意義な時間となりました。

こうした過去を思い出し、初心を振り返ることはとても大事なことだと改めて感じました。

あなたが今、もし何かしらの成功を手にしているのであれば初心を振り返ってみることをおすすめします。

あなたが今、もしまだあなたの中での成功というものを手にしていないのであれば今のあなたの状況をしっかりと記憶に刻印しておくことをおすすめします。

今が苦境に立たされ、つらい状況であればあるほどそこから成功できた時、多くの人々に希望を与える最高のストーリーとなります。

あなたが可能性に焦点を当て、「諦める」ということを人生の辞書の中から削除した時、あなたは必ず成功できます。

繰り返します。

あなたは必ず、成功できます。

あなたにはその偉大な力があることを私は強く、信じています。

いつもありがとうございます。

上村