国際言語学者の溝江達英です。
全く同じ商品を売っているのに、なぜあの人が売ると売れてしまうのか。
逆に言うと、なぜあの人が売ると売れないのか。
こういうことを考えたことはありませんか。
そこに何の差があるのでしょうか。
ずばり、言語には空間をつくる力があるからなのです。
売る力の強い人は言語空間バリアが強固で、そうでない人はバリアを作りきれていないのです。
セールスマンに限ったことではなく、
なぜあの人はモテるのか。ということにも通じます。言語空間作りの上手い人はこれまた魅力的に映るのです。
そもそも言語空間作りとは何なのか? そこにお答えします。
私が言語空間を強く意識したのは、自分が催眠術を習っていた時のことでした。
私はなぜ自分が割りと簡単にいろいろな言語が覚えられるのか
自分で自分のことが知りたくなって、あえて、催眠術を習ってみました。
結果、1日で私も催眠術をかけられるようになりました。
そこで最大の秘訣に出会ったのです。
一番の学びは、催眠術もまた言語空間を創出することで行われるということです。
催眠術をかける相手に、催眠術師の私の世界をしっかりと言語化を通じてイメージしてもらい、まるで私の頭の中で起きていることを相手に錯覚していただくわけです。
私の言語化がつたないと、相手は催眠術にかかってくれないわけです。相手を自分の言語モードと同じ周波数にする必要があるのです。
同じ言語の波に乗る。
これが相手と一心同体になるポイントなのです。売れるセールスマンはお客様の波を捕まえていますし、モテる人も相手の波を捕まえています。
英語を勉強する時に、なかなか身につかない人は、英語言語空間モードのスイッチが入っておらず、英語の波に乗りきれてないのです。
英語を勉強するときはむしろ、私を催眠術にかけてくださいというモードでやるべきなのです。
一番効率的なのは音読です。音読は自分を最高の催眠状態に持っていける方法なのです。
理想はYoutubeを見て、ネイティブスピーカーが話すものを字幕を出してなりきって読み上げるというのがベストです。
それをずっと続けるのがキツイ方は、気が向いたところでいいので、何らかのフレーズを声にとにかく出すことがポイントになります。
みなさんが一番気をつけなければいけないのは、カフェでの一人勉強です。
カフェで真剣に勉強している人をみますが、みんな、ヘッドホンつけて、ノート開いて、参考書みて的な勉強法ですが、いつももったいないなぁ〜と思って横目で見ています。
どれだけ自分の声を自分で聞くかということにフォーカスしていないのがもったいないなと思う理由です。
みなさんも、勉強中に一度も声が出ていなければ(=無音の勉強)、その勉強は基本、中身はあまり頭に残っていません。
ジェームス・スキナー氏もどうやって彼自身がベストセラーを生み出すか。その最大の秘訣として、
声に出してつまずくところは目にもつまずくと言って、かならず、書いた本は編集者と声に出して読み上げて、読み上げてみたところでおかしいところを直すのだというのです。
どんなに目で完成だと思っても、言葉は口に出すものなので、音に出して最終チェックをしなければならないのです。
その音出しもまた、英語のリズムに乗っていなければ、英語の言語空間を掌握できないので、ネイティブスピーカーには通じない残念なものになってしまうのです。
言語空間を掌握する意識で、リズムに乗った英語を話せるように、音読を取り入れましょう。
音読を取り入れると、英語のみならず、話す日本語がキレイになります。コミュニケーションの達人になれますよ。
キング牧師やスティーブ・ジョブスのスピーチはYoutubeにも転がってます。ある程度基礎を積み上げた人は、このような名演説を音読するのはものすごくいい勉強になりますので、練習してみてください。
なりきりが足りないと英語は吸収できないのです。ですので、もっともっと【なりきり力】を音読を通じて獲得していきましょう。
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