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語学学習を通じて知る本当の自分

Let’s get language freedom ! 国際言語学者の溝江達英です。

語学を勉強しましょう!と言って、それでスイッチが入る人は実は稀です。

よほどの語学マニアぐらいしかいないのではないかと思います。

例えば、外国人の彼氏・彼女を作りたい。将来、ハワイに移住したい。などという夢見系をモチベにしている人。

いやいや、そんな夢どころではなく

現に、中国と取引があって、中国語が必要。だから嫌でも中国語をやる人。

こんな感じで、夢を叶えたいから語学をやるタイプもいれば、夢とか甘ったるい話でもなく現実やらなきゃ大変だという切迫型の人もいるわけです。

今日は私の妻の例をあげてみましょう。

彼女はロシア人です。母語はロシア語で、日本語は彼女にとっては外国語です。

彼女は日本語は問題なく話せますが、かなりの間違いがあります。私も直してあげるんですが、なぜか間違いがまったく直らず、私も修正はあきらめました。

でも、生活に支障はきたさないレベルに高度です。

ただ、モントリオールに住みはじめて、フランス語をやる必要がありました。彼女は日本語がよくできるわけですから、フランス語もよくできるのではないか?と予想した私が馬鹿でした。

ロシア語はフランス語の単語も多いし、文法構造も日本語よりも遥かに似てます。なにせヨーロッパの言語ですからね。

でも、妻は何年もモントリオールにいるのに、フランス語が全然話せないのです。

なぜでしょうか?

それは、全くやる気がないんですね。パッションがゼロなんです。

フランス語が話せないという言い方は間違っていて、まったくフランス語に興味がないので、話せなくてもいいやと思っているのです。心の中でフランス語を学びことを拒否しているのだから、話せないのは当然なのです。

フランス語の学校にも通ってみたのですが、最後の方は、私が宿題をやらされていました。

もう勘弁してくれということで、フランス語の学校はやめることになりました。

なんでそこまでフランス語に必要性を感じなくなったのか。

それはモントリオールという世界最大のバイリンガル地帯ということも考慮に入れる必要があります。

フランス語ができなくても英語ができれば生活できるのがカナダなのです。

なので、フランス語なんか知らなくても英語でいいやって妻は内心思っているわけで、それで負荷のかかるフランス語をわざわざやろうと思わないのです。

息子は100%フランス語の幼稚園に通っていましたが、妻は保育士とは英語でやりとりしてました。

私、溝江は、フランス語の大学に勤務している為、授業はフランス語で行わなければいけないので、どうしてもフランス語を学ばなきゃいけない状況だったわけですが、妻の場合は、まったく、そういう強制感はゼロなのです。

妻を横目に、本気で思ったことは

彼女は日本語には興味があったし、日本を愛しているから日本語をがんばって覚えたけれど、フランス語は全く興味なく、興味のないものは絶対にやらない。ましてやフランス語がわからなくても、英語でなんとかなるという逃げ道を知ってしまったのです。

こういうことが分かったのです。

ですので、みなさんも表向き、英語がんばらなきゃ!とか思っているかもしれませんが、内心、本気でモチベが上がる何かが心の底にあるかをもう一度、自問自答すべきだと思います。

日本では無理して英語を使わなくても十分生きていけます。

英語ができなくて困ることってのはさほどないのが実情です。

なので、デメリットがあまりないから、お尻に火がつかないのです。やらなくても困らないわけですね。

そういう中で、じゃあ、どうすれば自分のやる気に火がつくか。そこを十分考える必要があります。

なんか勉強やる気起きないなぁ〜と思っている人は、スイッチを入れる必要があります。

環境を変えると視点がガラリと変わるので、ふらっと旅行してみたりするのもいいですよ。

最近、私の生徒の一人に、ずっとずっと語学は指導しているんですが、なぜか、アドバイスしても途中で辞めてしまう方がいました。

でも僕のセミナーを受講してスイッチが入り、国際交流を自分のライフワークにすると決意し、来月、国際交流イベントをするんだそうです。

とにかく世界各国の人と繋がるのが好きで、マッチメーカーとして国際交流から始まる恋愛を応援したいとか言っておりました。

やっと自分にカチッとハマる軸がみつけられたようで、応援している自分も嬉しくなりました。

こうして国際交流という方向に自分を持っていってもいいかもしれないですね。

外国語の世界ではまだまだ日本では知られていないことが眠っています。
日本語だけだと日本語の世界だけで終わってしまいますからね。

学習停滞期に入っている人は外国語を学ぶことで自分がどう変われるか今一度、真剣に考えてみましょう。

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