今日は英語の基礎をすこしおさらいしてみたいと思います。
疑問詞はYES・NOで答えがでないものに対して使います。
Do you know him ?
これだったら、彼を知っていますか?
はい、知っています。
いいえ、知りません。
という風に、YES, NOで白黒はっきりつけられます。
でも、
彼が誰だと思いますか?
という場合は
*はい、思います。とか *いいえ、思いません。という風には答えられないのです。
このように、Yes, Noで答えられない時に、疑問詞の出番となります。
彼が誰だと思いますか。
これは
Who do you think he is ?
このようになります。
人の場合はWhoが疑問詞になるというのは知っている人も多いかと思います。
なかなか疑問詞はあなどれないので、今回は注意したい疑問詞を特集したいと思います。
日本語の疑問詞の”どこ”が英語では悪さをする例を紹介させてください。
あなたの住所はどこですか。
これは日本語の”どこ”という疑問詞につられて
Where is your address ? ってやりがちなんですが、
What is your address ? じゃないといけません。
というのも住所とは住んでいる場所につけられた”名前”で、名前を尋ねるときの疑問詞はWhatです。
実際、名前を尋ねるときはWhat is your name ? ですね。
どこの高校に行ったのですか?と
かつての母校の”名前”を聞きたいときは
これまた高校の名前(=名詞)が答えとして予測されるわけです。
だから
What high school did you go to ? と表現するのが普通です。
ダメ押しでもう一例ですが
アメリカのどこから来ましたか。と聞きたい場合も
ニューヨークから来ました。など、答えとしてニューヨークという地名(=名前)を聞き出したいわけですから
What part of the United States are you from ?
このようにwhatを疑問詞として英文を作ることができます。
このように一生使えるルールを押さえておけば、
一貫性をもって疑問詞Whatを日本語の”どこ”に引きずられずに使いこなすことができるわけです。
あと疑問詞で注意したいのは
ドナルド・トランプは何代目の大統領ですか。という言い方です。
英語には何番目という疑問詞がないので、発想を変えなければなりません。
ドナルド・トランプの前に何人の大統領が居たのですかという言い方で、何番目なのかという問いを作ります。
How many Presidents were there before Donald Trump ?
このパターンを応用して
池袋駅はここから何番目ですか。という英文を作ることができます。
池袋駅の前には駅がいくつあるのかと発想すればいいだけです。
How many stations are there before Ikebukuro Station ?
こうなりますね。
英語学習の初期の段階では
日本語を聞いて、即時に英語にできるように練習するのが一番いいです。
ただ、聞き流せばいいというのではなく、なぜそうなるかの構造がしっかりわかることが重要です。
このような短文をたくさん頭にちゃんと理解して着実にインストールしていくと、頭のなかに英文の型が出来てきて、ひいては自由に英文を創り出すことができるようになるのです。創出文法脳が形成されるのです。
英語の洪水にいれば英語ができるという神話をかなぐり捨てて、ちゃんと日本語で言語構造を理解し、忘れない文法を手に入れ、一生涯に渡って使える英語力で戦っていきましょう。
英語を英語で考えろ!といいますが、そう言っている本人がそんなことできてないし、みんながそうできたら、もうとっくに日本人の全員が英語ペラペラなはずです。
ですから、そんな嘘くさいもっともらしく聞こえる売り言葉に耳を貸さず、愚直に、日本語と英語の比較をし続けてください。
それが一番効率のいい大人の勉強法です。
短文をストックするノートを皆さん準備されることをオススメします。もちろん、先回オススメしたEvernoteにストックしていくのもいいと思います。
とりあえず1日1ミリで構いません。成長していきましょう!
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